もうすぐ四谷!直前インタビュー!!



帝国:お疲れ様でした。

水下:お疲れ様です。

早速ですが、弥生は如何でしたか?大阪は初めての場所でしたよね。

そうなんですよ。初めての場所で。

大阪特派員報告によると、結婚式場だったそうですが。

そうです、結婚式場みたいな設定で。客席に高さがないとこだったので、舞台に立つと(観客から)観えなくなっちゃうところもあるんで、客席の間でやることにしたの。
役者が行ったり来たり出来るし、いいかなーと。それならヴァージンロードみたいに赤い布敷こうかって考えて。簡単に稽古、って程でもないけどして。

「シャンソマニア」の曲を全部歌うわけではなかったですね。選曲は水下さんがされたんですか?

歌う順番とかは考えて、「シャンソマニア」以外の歌は本人にお任せです。
ヤジュロンだったらヤジュロンに選んでもらって歌ってもらいました。

女子刑務所慰安というのは?

それは、原川が考えてくれました。

なぜ、誰も原川さんの暴走を止めないんだろう。

だって、面白いもん。

誰か止めてあげればいいのに・・・・・。

いや、あれは見てるのが楽しいんだって。ああ、あそこでやめておけばいいのになー自分で首絞めてるなーとか思いつつ、泥沼に落ちていく原川を見ているのが楽しい。

ま、確かに。(笑)
マンダラは慣れた場所ですし去年もやっているからお客さんも弾丸で慣れてるのでしょうが、大阪ではお客様はイベント初参加の方が多かったのか、お酒を飲んでいいものやらと悩んでしまったという声も少し聴きました。

ええ。なので「飲んで下さいねっ」て始まる前に訴えました、会場に顔だして。飲んでくれました。

時間が押して押して、撤収ぎりぎり状態だったとか?

はいはい、そうなんですよ。公共施設なんで、10時には退出するというお約束でした。

国立劇場のようだ。

公共施設だから。二日目はお客さんもなんとなく初日よりリラックスしていただけたようです。内容は東西同じです、セッティングが違うだけで。

東京は、きっつきつにお客さんが入ってましたよね。後日別のライブでマンダラに行ったんですが、切符完売なのに、弥生より楽に座れたくらいですよ。

まあね。でも、マンダラは詰め込むときは総立ちで入れてるからもっとぎちぎち。

次の四谷を題材にしたイベントも楽しみにしているんですが。

でも、毎回やってたら「またあ」とか、飽きられちゃうじゃない。

いや、毎月毎月じゃ飽きますけど年にいっぺん位のペースでああいうイベントがあると嬉しいですね。
やっぱり、祭り(花組祭り)的なイベントに餓えてるんですよ。あんなのやって欲しいなあと。芝居みたいに長丁場じゃないから。イベントだと絶対昨日と違うことやるなって期待しますしね。実際違うし。
「いつも」じゃなくて「今日だけのお楽しみ」っていう、そういうイベントは楽しみなんですよね。特に今度のいろはは(曲が)ノビタさんですし。
期待してますよ、ソングブックCD!お風呂で鼻歌歌えちゃう歌!
ところで水下さんは何曲くらい歌うんですか?

ふふふふふっ。

(何々?)

秘密。秘密っ。

う、歌うらしい。かなり歌うらしい・・・。CD、作ってくださいねーっ。

にやりっ。

ナンですか?

ふふふふっ。

なんですかーっ。

お・た・の・し・み。

うおおおおっ。

ここで横道マスター特製帝国オムライス「水下」が届く。 大変おいしゅうございました。

いろはのお稽古は順調ですか?

順調です。面白いですよ、四谷。

もう、立ち稽古に入られたんですよね。本読みの時と立ち稽古で台詞言うときと、台本に対する印象は変化していくんですか?            

するときもあるし、しないときもあるし。立ってから(台詞などが)変わっていくこともあるし。
読んでる時に役の気持ちの流れを抑えたり、キャラクターを作ったりとそういうことができてれば、立った時に流れが変わっても対応できますから。その(役者が)把握してるキャラクターの部分を演出家はもっと引っ張り出したり、こっち寄せたりあっち寄せたり。
今回は早い段階で立ち稽古に入りましたね。音(曲)が出来ていたので。

音はお稽古前に全部出来上がっていたんですか?

大体ね。だからその歌のとこに来たらこう、とか踊りの部分も最初から曲があるから、その曲にあわせて振り付けもできるし。あとは細かい修正が有る程度ですからね。読みながら、曲のキーを修正入れたり、歌詞を変えたりがしやすいですね。
曲を仮想して作っておくと、ほんとの曲ができた時に(考えていたものと違うものだと)またその曲にあわせて(その場面を作るところから)戻らなきゃいけないので。(音が出来ていると)前後の演技を変えたりとかがないので(楽ですね。)

もう十年も経っちゃったのかあって驚きがありますね。再演するのが前世紀版とは違うことに、衝撃はあるんですか?

最初から再演はまた違った形でやりたいというのは(話としては)あったので、それは特別になかったですね。ワクワクはしましたね。

私たちはやはり、再演と聴くと「ああ、あの懐かしの四谷が帰ってくるんだ」っていう期待がまず最初で、それが一気に覆された驚きがありましたよ。
四谷は観た人それぞれの感想が総じて好評なんですよね。もう、観なくてもいいやって声は聴かないです。今回もファンサイト合同BBSで、次はどうなるんだろうっていう期待や不安とともに、前回はこんなだったとか、懐かしい話も出てますし。

そのまま再演をしても、お客さんが前回観てから10年経ったように役者も10年経ってますから同じになんてならないし、前のほうが良かったという思いを持たれる方もいると思います。
それはそれでいいんですよ。前の四谷は前の四谷で、今回は違う四谷だから。前の四谷が大好きだけど、今回の四谷も好きになってくれるといいな。家に帰ってから、「ああ。やっぱり今回の四谷も好きだな」って観てよかったなって思ってもらえるんじゃないかなーっと思ってます。面白いんだから。

前の四谷が吹っ飛ぶくらい面白くしてもらおうじゃないの、という期待をもっております。
登場人物に増減があったとしてもそれぞれの基本設定は伊右衛門なら塩谷浪人って所は変わらないですよね。それを踏まえたうえでどう変わるんだろうっていう期待があるんですよね。

再演って言ってもやるたびに、やっぱりそれは違ってきてるわけだし、同じものは二度とないですからね。

上演したときの時代背景がその都度変動していて、その変動に合わせて再演内容も成長しているというか、変化の仕方が楽しいなっていう面白さを毎回感じてました。
例えば小玉田左衛門は、エイズだったり花粉症だったり、その時々によってさっくり変化しますよね。

そうですね。今回は小屋も大きいですしね。最初はだって、タイニイアリスだもん。

出世魚みたいですね。徐々に小屋が大きくなっていく。

小屋が大きくなってる分、役者も大きくならないとね。

楽しみにしております。
弥生が終わって、早いもので一ヶ月。初日までも一ヶ月。お稽古は何時間くらいされてるんですか?

11時〜7時。

拘束時間長いですね。一日8時間!

始まりが早いと、終わりが早いし。自主稽古する時間もできるし。何か作業する必要があっても始める時間が早いと気持ち的に余裕があるでしょ。人とも会えるし。
あんまり(始まりが)早いと電車混んでるし、起きられないし。

ここで横道マスター特製帝国仕様オムライス「ムサシヤ」が届く。
武蔵屋さんが「ムサシヤ」をおいしそうに召し上がっていらっしゃいました。共食い・・・?

ノビタさんの曲はどうですか?

いいですよー、すごく。昨日稽古場に来ていただいて、観てもらって、ここはちょっとこう変えましょうとか加納と話してもらったりして。
そして今日彼は八戸でコンサートなんですけど。

フットワークいいっすねー。

いいっすねー。最初に歌ができてたし。今回は(歌もBGMも)全部一人の方が作ってくださってるので、そういう意味では音も統一された感じがあっていいですよ。

ヒトヨシノビタ、さんですもの。仇討で、もう耳に残る曲で、すごいあの曲がこの曲がいいなーって思いましたからね。

ノビタさんがね、今度花組芝居と仕事するんだって言ったら「すごいねーって」言われたって。

そりゃあ。そうでしょう、曲数多いし。花組芝居の仕事は大変なんだって。

違う違う、すごいところとやるんだねって言われちゃったんだって。あら認知されてるのねって嬉しかったな。

そういう意味もあったんですね。

実際、大変なんだけどね。曲数多くて。

仇討での耳に残りやすいフレーズが格好良かったし、作曲者側も観る側もほぼ同世代なんで、お互いに耳に残ってる音って共通項が有りますよね。

ポップス畑の方ですからね。俺は音楽詳しくないけど、加納ならもっと話ができるだろうし、そこでまた世界がひろがってくれたら、いい人を紹介できて嬉しいなって思いますしね。

仇討ですごくノビタさんの曲が気持ちよかったんで、今回もまたノビタさんでとっても嬉しいです。

だからそういうね、「仇討で面白かったから」って言って今回来てくださる方が増えたら嬉しいし。ノビタさんと加納のカップリングはどうなんだろうって期待してもらえるし。

仇討もまた10年くらい経ってから観たいですねえ。

10年・・・3年くらい経って、またやっても面白いかなあと思うんだよね。

先の話でなんですが、四谷が終わったらすぐ「鉄塔」(花組芝居OFFシアター 「その鉄塔に男たちはいるという」以下「鉄塔」)ですよね。今年も忙しく働き者ですね。

そう、花OFF、宣伝してして。

客席数は少ないですよね。早く買わないと入れないかもしれないってあせりました。

そんなことはないのよ。もうすぐねチラシも出来上がるから。

宣伝写真撮られたんでしたね。

うん。最初は(チラシは)写真じゃなかったんだけどね。出来上がりが素敵だったので。花通に載ったのとはちょっと違う写真です。

どなたがお撮りになったんですか?

仇討の時の写真も撮って下さった松谷(マツヤ)さんです。暮れ(の仕事)からずっと一緒ですねーってお互いに笑ったりして。四谷のパンフの写真もそうです。

「鉄塔」の公演は御覧になったことはあるんですか?確か作者の方が文化交流留学される前に上演されてるはずなんですが。

うーん。観てないと思う。

本はどうやって選ばれたんですか?

若い人の本がやりたいなって思って、探してて。で、花組芝居の制作の方から「この本はどうですか?」って教えてもらって。人数は多くても5人くらいでできる芝居がしたかったんで。
面白いんだけど戦争中の話なんで、時期的にどうかなって思ったんですけど。

とうとう念願かなって、花組芝居の役者で水下の演出ですね。

そうですね。

着実に野望達成してますよね。

確かに、仇討があって、あったからこそ、今度がありますね。この間、銀小(銀座小劇場)に行って感じを観てきて。ああここにこうでああで・・・・・。

ふくらんでますね。

まだまだ。ただね、こうやって話をしてるときに、ぽこっと、ああ、こうしたらどうかなあってアイデアとか浮かんできたりするんです。今はまだそうやって、誰かと話したりしてる時にぽっと浮かんでくるのを捕まえてる感じですね。

お稽古は四谷が終わられたらすぐ始まるんですか?

そうですね、10日くらいからかな、原川が山下の方にも出るんで。    ふっこさん(わかぎえふ氏)と話したときにね。「面白いことやるねーって」って言われた。

間が違うんですよ。ふっこさんは初演を観てるんですよ。「アレを東京の人がやるんだ。」って、作者(土田英生氏)が京都の人だから。いいんだから。鉄塔。  観に来ないとなっ。

切符が取れなかったらどーしよーかと気が気でないですが。場所が小さいとこだと聞いているので。

ダイジョウブっ。まだまだ席はあるから。

よし、じゃあ。ここでたくさん鉄塔の宣伝だっ。何せ、四谷の話は訊きたくても訊けない。

訊かれても答えられないことが多いからなー。

楽しくやってるらしいことと、ノビタさんが曲を作ってくれて、期待してもいいんだということが確認できました。

鉄塔もいいぞー。四谷が終わった時点で切符の売れ具合がどれくらい伸びるかなあ。四谷で予約出来ますからね。

水下演出はこれが二本目になりますが、役者の側も、演出の側もお互いに初めてですよね。

どきどき。

今年もほんとに忙しいですね。

そうもう、11日の会もやりたいんだけど、やってる暇がない。やりたいのよ。

今年は11日の会ないですね。

やりたいのよ。でも出来ないのに、やってもだめだから。

何にもやって無くてただ、漠然とやりたいなーってことじゃなくて、あれもこれもそれもやってて、それでもまだやりたい事があるんならいいんじゃないですか。
今年は、年末までびっしりつまってますよね。野望をこーんなに持って歩いてるんですね。

いや、そんなに。でもね、マンダラで落語会やりたいなあって思って。

言ってるそばから。花組芝居大喜利?

いや、ちゃんと話を。漫談でもいいから話す。一人で話すって言うことをやってみたら面白いだろうなあって。

若手のそういうの観たいなあ。なかなかないですよね、若手一人で自分で好きに使っていい時間を持たされるって。
弾丸で秋葉さんや各務さんが一人でコーナー持ってますけど、やっぱり観るたびに変わってきてますよね。しかも、あの場にすっかり馴染んじゃって。

(二人にとって)自分が良く知ってる空間になってきてるしね。

BOROBONもやりたいし。海外公演もやりたいしなー。

!!!ほんとにやるんですかっ。

花組芝居がだめなら、花OFFでやるよ。

花OFFは海外にいくのかいっ(笑)

BoroBonとか(笑)

しかし、水下さんが選ぶ本はブラック系が多いですよね。

そうかしら。そお?

普通に終わったら面白くないって言う人ですもんねえ。

そうかなあ。

「さより」の逆。

おなかが真っ黒、じゃなくて表から真っ黒。

そうそう。水下きよし実は世間が思ってるほどネイチャーで単純体育会系じゃないからなー。

いやいや(笑)。でも、ブラックじゃないけども所詮ひとは死んでしまうんだっていう気持ちがどっかにあるんだよね。それは、俺がこれまで過ごして経験してきたことがあるんだろうけど。

自分が経験してないことは外側はわかっても自分の感情として感じられないですからね。

だから、そういうことが年齢を重ねるってことなんじゃないかな。死んじゃうってことにしても自分が死ぬことに対してすごいドライかもしれないな。

だから、死ぬ時に自分の人生が面白かったなって思って六畳一間でのたれ死んじゃってもいいやって。
たとえば、今俺が電話して会いたいって言っても言われても忙しかったら会えないわけじゃない。で。そのときに俺が死んじゃったとしたら、「ああ、あのとき私が会ってれば」って思ってもしょうがないじゃない。 会っても死んじゃうかもしれないんだし。自分の死は自分の責任でさ。誰かが持つもんじゃないもん。
だから俺は俺が一番大事で、自分を大事にするために、人にも優しくできるしね。
自分がこの先どうなってくんだろう?って自分の終着は知りたいのよ。

この先、いきなり若い子、女の子ね、とどっか行っちゃうかもしれないし。 え、ずっと芝居やっていくって思ってたのに、こんな方向に俺走って行っちゃった、とかね。
あら、こんなほうに行かれる自分もあるんだって、それも発見だしね。 でも、ぼろぼろになって戻ってきたりしてね。(笑)
今はね、もう、芝居を作ってることが楽しいのね。女の子追っかけてるより楽しいの。
今は芝居、モノをつくることに集中したくて。で、途中で萎えたりするんだけど、ああ、そうだここで喋っちゃってるからなんかやらなくちゃって。

インタビューもいいカンフル剤になってるんですね。

そうそう。やっぱり、喋ってるって事はいいの。何にもやってない時「どうしたんですか?」って聴かれて「今はちょっと休憩」って答えられることがいいんですよ。答えられるってことがね。

良かったよかった。帝国も役立っているらしい。(笑)

帝国BBS、面白いですね。

(ガッツポーズ!)バラエティに富んでますからねえ。

話がいろいろあってね。おもしろいなあって。活発だよね。

運営四人ですからねウチは。その分ネタも多くでますし。
なにより水下さんが目玉企画のインタビューを引き受けてくださってるってことが大きいですからね。

いえいえ。

帝国インタビューは携帯対応してますからね。携帯でも読めるっ。全部携帯で読むのはかなりしんどいですが、多くの方に水下さんの言葉を読んで頂きたいと思います。

帝国で鉄塔200枚ね。(笑)

一人が20人、10人で頑張ればできるかな。(笑)
本日はお稽古中のお忙しい中、有難うございました。

ありがとうございました。


余談:以前帝国表紙を飾った海の写真、実はサイパンでした。
この忙しい時によくまあ行きましたねって言ったら「余裕はつくるもんですっ。」とのことでした。見習いましょ。
サイパンでぼー、なMeezだったらしいです。
サイパンは日本人ばっかりで、きれいなオネイチャンは居なかったらしい。どんなんだ。きれいなオネイチャンってゆーのは。
少し髪が伸びてました。役で伸ばされてるのかと思いましたらば、「忙しいんだもん」とのこと。 余裕って作るんじゃないんでしたか?(笑)
四谷のお稽古が順調にというか、気持ちよく疲れてるみたいなのでこれは期待してもダイジョウブと思いました。 インタビュー重ねてきて、へとへと系になっていればいるほど、舞台にのったときのバリバリ具合が上がって行くような気がします。

四谷の切符はまだお席が有るようです。 ご都合よろしければ是非追加お申込くださいねっとのこと。
モチロン鉄塔ももれなくお忘れなく。

『いろは四谷怪談』『その鉄塔に男たちはいるという』『和宮様御留』『弾丸列車』『ひとり会』。今年も盛りだくさんの「水下な一年」を送られるようですね。
帝国もめげずに追っかけて追っかけて、O-40(オーバー40)には負けないぞっ。おーっ!


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