◎インタビュー 3

桂さんが関西弁というか京言葉?で話していらしゃいましたよね。関西圏のものでないので細かくはわからないのですが。

あれ(語り)のもとになったのが「京ことば台本」という室町の言葉なんです。
京言葉にも職人が使うものと雅なものと町方のと3種類あって、まぁ(書かれた当時と)一番近いのといわれている本なんですよね。

御座候ではないと?

うん、違う。あれ(侍言葉のもの)は翻訳だから。今出回っている源氏物語ってのは全部翻訳なんですよ。
でも群読は難しいんですよね。

あれはきっかけは誰が出しているんですか。

演技だったり、誰かが息を吸ったところだったりしますね。
言葉が揃うってのは難しいので、数人が同じことを喋っていると何を言っているかわからなくなる時があるじゃないですか、失敗すると。成功するとこう、大きなうねりが聞こえてくるんだけども。そこがすごく難しい。

音も波ですからね。波が合っていないとだめですし。

そうです。

歌うものは最初から決めてあったんですか?

はい、決まってました。

ではその前に歌のレッスンっていうのはある程度終わっていたのですか?

いやぁ(笑)

なんですかその微妙な笑いは。人によってレッスン量が違うとか?

いやいや、ありましたよ、レッスン。一週間くらい前から歌はやってました。舞台の稽古になった時は、稽古が終わってからまたレッスン。

歌のお稽古は大変でしたか?

ふはは(笑)

またその「微妙な笑い」が。ファンとしてはドキドキしながら聞いてましたよ。

いやー、僕はよく指導していただきましたね。

聞いた話では、コーヒールンバはスローなものを考えていたとか?

最初はもう少しゆっくりの方が悲しくていいかなとも考えたんだけど、あのアップテンポの明るい曲調のなかで悲しい(歌詞)のを歌うのもいいかなって。
あれ詞がいいんです。詞が届くがどうかはすごく大事なことなので。

コーヒールンバは個人的に好きなシーンです。みんながおんおん泣いて踊ってて、歌詞も悲しいのに曲だけは妙に明るい、そのコントラストが。
ここにこの曲を持ってくるかー、とかなりヤラレましたね。

ありがとうございます。(詞が)届いてるってことですね。(笑)
所詮上手くはないので、思いでこう、歌うんですけど。
おもしろいことに、俺とギ(橘 義/たちばな ただし氏の愛称)の曲だけなんだよね、明るいのって。後は全部・・まぁシャンソンだからね。 でもそうやって皆さんが(歌の面で)安心してくれたのが嬉しいね(笑)

(歌の)出だしを気にしているのは水下さんファンは共通ですし。 あの光源氏が生まれた時の曲も楽しいですね。

シャンソンで有名な曲らしいです。あれ、3拍子だから難しくってね。好きな曲ですよ、僕。

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