帝:テレビと舞台はやっぱり台詞は違うんですか?
水:そりゃ違います。しゃべり方を作らないというか。あえて、作れと言われれば作るけど。普通にやって下さいって言われたら、制作側の希望に添ってやるだけだから。
制作側がその人(役者)を使いたいかどうかとか、上手い下手だけのことじゃないですからね。監督と合うかとか、クライアントが(役者を)気に入るかとか、ね。
役者の部分以外で(キャスティングが)決まることも多いですからね、CFは。
帝:今回『ザ・隅田川』のCFをネットで流されてましたね。
水:パソコンが壊れて大変でした。パソコンを新しくしたんですけど、データ取り込みし直すのが大変だった。新しいMacは、古いMacのソフトに対応してないらしくて、
ちゃんとデータ取り込みが出来なかったりとか、トラブりながらもなんとかなりましたよ。
でもね、新しい子(新しいパソコン)は性能いいのよ。コマ落ちをちゃんと感知してくれるの。
帝:コマ落ち?
水:ビデオからパソコンに(映像を)データとして落とすじゃない。1秒間に30の画(コマ)あるんだけどそれが1コマとか欠落している時があるんですよ。
どうしてだかわからないけど。そうすると読み込んでくれないんですよパソコンが。ああ、こんないいショットがあるのにって泣きながらデータを落としてました。
『ザ・隅田川』の稽古風景のDVDを作りたかったんですけど、本番中の販売に間に合わなくて。また今回は、著作権がほんとに難しくて、DVDとして販売出来ないんでね。
帝:悔しいですね。花組芝居の曲の使い方も素敵で、この曲でこの場面か!とか、驚かされる楽しみがあったりするんですけど。
水:んー。ロイヤリティの問題はねえ。いろいろありますからね。大変なんですよ。
『ディノス』でやったときに、商品で汽車のおもちゃあったでしょ。
あれで、せーんろはつづくーよって歌ったらやめてくださいって止められちゃったんですよ。
帝:ええ?
水:引っかかっちゃうんだよ、著作権に。「クレームがくるかもしれない」から歌えないの。
もうね、変なフンフンフーンってやりましたけど。
帝:へえ。
水:すごい(厳しい)でしょ。
帝:すごいですね。鼻歌もいけないんですか。
水:契約の内容によりますけどね。
帝:はあ。大人の世界は難しいですね。
水:ねえ、クラシックにしても。CDとか使えば、曲じゃなくてそのCDに対して著作権はあるからね。
何でこれ(『ザ・隅田川』)がDVDにならないのーって言われても、ほんとに申し訳ありませんって言う以外になくてね。
ぶあつーい壁がね、あるんでございます。ごめんなさい。
だからね、著作権が絡まない部分で作って、予告編をたくさん流したいなーって思ったんですよ。
帝:ああ、確かにあのCFを見た後、舞台を観ると、あ、あのCFの部分はこれだって思いますよね。
水:それで、楽しんで頂けるならと。CF見て、かっこいいなあとか、思って頂けると嬉しいですね。