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『ひとりかい』からしばらく期間が空いて、『ON-DOKU』になりましたよね。扱う作品が賢治から谷川さんへの変遷というのは?

空いたのは最初の店がなくなってしまって、場所がなかったからだけどね。谷川さんはね、詩集をまるごと一冊読むってのをやりたかったの。
最初は青山のマンダラでミュージシャンと一緒に演ったんだけど、人数いると面白いけど稽古も大変なので。詩集をアルバムのように丸ごと一冊読むって作業をちっちゃいとこでってなると、谷川さんが一番合うかなと。

ひとりかいはいろいろなところから話を持ってきて、展開しますよね。そのやり方には区切りをつけてと?

そうではないけど、それとはまたスタイルが違うからね。『ひとりかい』はそのスタイルで、『ON-DOKU』は全編詩を読むってやり方だってことです。
『ON-DOKU』はとにかく詩集を読む、と。詩集を丸ごと一冊読むって人はなかなかいないと思うから、それで何回かやって来てます。 また変えていってもいいと思うけど。例えばいろんな人の詩をチョイスするとかね。
詩を聞いてもらうのが『ON-DOKU』のあり方というか。

詩を読む、聴くってことですね。

詩は短いのが好きなんです。だらだらするのよりも。長い詩は好きじゃないんですよ。
谷川さんのは難しくないし、けど凄くてやっぱり敵わないなって思うのね。

『ひとりかい』は合間に料理コーナーがあったり、もっとラフな感じでやってますよね。あの構成も自分で楽しんで考えてるのですか?

そうね、いろいろとね。

新鮮で楽しかったです。わぁ、水下さんがこんなに近い!って。

やっぱりね、出来不出来は別としても、人の前で何かをやるのはとても大事なことだと思うんです。
で、読むってことに関してはみんなが普通イメージしたものとは違う読み方があるんじゃないかってすごく思ってたので。まあ年齢と共に変わっていく、年齢のなせる技ってのもあるんだろうけど。
やっぱり面白いよね。特に誰かについて朗読というものを習っているわけではないので、芝居をやっていて学んだものをどう展開していくかということとかね。

『ひとりかい』では、知ってる話でも聴くと「この話こんなに面白かったっけ?」と思うことが多くありましたよ。

ありがとうございます。そう言って頂けると嬉しいです。

演出とは言わなくても、誰か見てる人がいたほうがいいと以前言ってましたが、ひとりかいにはいないですよね。

本当は欲しいんだけど、ひとりで悪戦苦闘してるのがどうでるかなって思うし。
まあマイペースでやりたいからさぁ。
今回、最初は絵本を読もうと思ってるんです。クリスマスなので『さむがりやのサンタ』か、今年は猫づいてるので『100万回生きたねこ』か。あと賢治の『ひかりの素足』を考えてます。あとリクエストと、詩をちりばめて。

大阪恒例の朗読リクエスト。「これを水下さんの声で聞きたい!」というのをまた募集していますのでよろしくお願いします。

んー、集まるといいですが。

いや、結構集まりますよ。
最初は当日受付でしたが、初見は難しいので事前にお知らせくださるようにお願いしています。

その場で目を通す時間があればいいんだけどね。

声にしないで読みこんでる時間が少し出来てしまいますからね。お客様の評判もいいのですが、どうですか?

いいですね。どんな感じで読もうかなぁっていろいろ考えますよ。

昨年、手紙ってのもありましたね。思いがけないものもあるので、皆様から寄せられるリクエストが楽しみです。

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