ひまひまに、殴り書き牡丹燈籠。
その2.
牡丹燈籠ってゆったらやっぱりカランコロン。
花組芝居怪談美女シリーズ。
カランコロン。
いい音させて、行くのは大好きな人の所。
『おばけずかん』。というお化けのあれこれ紹介WEBサイトにたどり着き、
思わず読みふけってしまいました。うーん、面白いのだ、これが。
にやっとしたのは、タクシーの怪談のバラエティあれこれ。墓地の近くで美人を乗せて、降りるときは消えていた。
って、あれね。
読んで愕きなされ、アメリカにもあるのだよこのバリエーション。
アメリカ版はタクシーじゃなくて、長距離トラック野郎なんだなこれが。。ナイスガイの世界にもお化けは必要らしい。。
まあ、駕籠かきの時代から、乗せたら消える美人(あくまで消えたら美人なのだ。)はずーっと続いてきてるらしいですよ。
それはさておき。
この『おばけずかん』に、牡丹燈籠についての話が出て来る。
面白かったのはその視点。
なんでお露さんが怖くないのか。
なるほどねえ。。と、思わずうなずいてしまいました。
この中で語られている、四谷怪談、番町皿屋敷、牡丹燈籠。
花組芝居で上演(予定含)怪談ばかりなのがちょっとうれしい。
(ん?番町皿屋敷はいつかって?厳夏落語会で緒湖月海丑師、上演済みでござる。)
怖くない理由が、お露は誰かを恨んで死んだ訳ではないからだ。
と結論している。
ああ、言われてみりゃ確かになあ。でございますね。
お露さんは誰も恨んでるわけではないのよ。
ただ、ただ、「会いたいなあ・・・。」。
って思って焦がれてはかなくなってしまうのでございますね。
しかも、会いたい恋しい萩原新三郎はお露さんを好きだったから尚更、なにやら気の毒であります。
片思いって言うならともかく、二人が自覚出来てないだけで、両思いでありましたのにね。
いちおう、出会ってすぐに手を握り合ったり、またあってくれないと死んでしまいますわ。などという会話を別れ際に交わしているので、
まったく互いに脈がないと。。言うわけでもないわけでも無くはないんですけども。
お露さんが美人ヒロインの王道を行くのは、『恨みにおもって』化けて出ないこと。
想ってるのにー。とか恨み言、言わない。ここら辺りが、男性にも人気のある理由かもしれない。
女の恨み言って、嫌いだものねー男は。でも、言わせる原因こさえてるのは、誰なのーっむきーっっ。。(あれ?)
結局、裏切られたきいいいいい。とか言う形相もの凄いことになって無いから
お露さんはほんのりと色気の香る美人なのだ。
そうだ。
ついでに、お露さんはおっとりしたお嬢様なのだ、ぜーんぜん世間を知らない。
誰かを好きになったと、言っても、なっただけで、好きになったらどうすればいいか、
さつぱりわからない、好きなんーだけどーちゃちゃちゃ、離れてるのさーなのである。
西洋の情熱娘ジュリエットは、お嬢様だけど乳母をこき使ってロミオと連絡を取る。
出会って恋に落ちて一週間で終わる恋。イタリアの血は激しいですな。そのくらい行動と機転が、恋には必要なんだが、、、、しかし。
一方のお露さんは。といえば。
窓辺でぼんやりと、、お空なんかみあげちゃったりしてるよーなタイプである。
お露さんの純情が、言葉にしなくても説明しなくても、なんとなく。
わかるから、彼女は怖くない怪談のヒロインとして、生き残ってるのではないかしら。
死んじゃってから、やーっと会いにいける姿は美しい。
よく、恋すると綺麗になるとゆーが。
たとえ死んでも若くて美貌の乙女である。綺麗になるなと言うほうが無理である。
死んでますます美人になって、大好きな人に会いに行く。
嬉しいから、下駄の音もカランコロンと澄んだ音がする。(多分。)
でも、生きてるときは、自由にならない自分ってなんか、なんだかなーって思う。
萩原新三郎がお札を貼ってしまい、家に入れなくなった時ですら、ひたすら、泣く。。
「嫌われたのかしら。嫌われたのかしら」、しくしくしく。
『思えば、思えば、ええ。恨めしいっ』とか言わない。
「どうして会ってくれないのでしょう」。しくしくしく。
ひたすら泣く。
単に、お露さんが幽霊だからなんだが、その辺の理解はまったく無い。
恋わずらいではかなくなる
↓
死んだら自由の身になった
↓
自由だから会いにいける
↓
好きだから会いにきた。
↓
会ったら喜んでくれた。
↓
うれしい。
しかないので、自分がなんで自由の身になって出歩けるのかということをすっぱり忘れ去っているのだ。
自分が幽霊だろうと化け物であろうと、何であろうと、好きだと言うてくださいましたのにーっっ。。
とゆー。。。この「にーっっっ。」あたりに、がすっと篭る一念が男を恐怖に掻き立てる・・・ような気がする。
結局。
萩原新三郎は、金に目がくらんだ召使にお札をはがされてしまうわけだが。
案外、お札を貼ったことを後悔してたんでなかろか。という気もするのだ。
貼っちゃったけど、自分じゃはがせないしなーみたいな。
だから、お札が剥がれて、お露と再会できて、案外、あきらめついてたんではなかろかね。
と、、思いたいのだけれど。どうなのかなあ。(希望的観測込み)
今から殴り書きはじめて九月までもつんでしょーかね。ねた。
まあいっか。
三遊亭 圓朝のおかげですっかり世の中に定着した牡丹燈籠ですが、実はこれは中国の怪異譚を日本に置き換えた話を更に、圓朝が自ら脚色したもの。
ネタ元の中国版には敵討の話はまったく出てきません。まあ、その辺もゆっくりおっかけていこうかなーとか。。
作者の三遊亭 圓朝もいろいろありますしね。
こちらは夏に圓朝祭り(最近名称変わったんですね。圓朝記念・落語協会感謝祭って長い名称になりました。)
もございますんで。
そちらのねたは季節がきたら掲載でけるといいな。と。あくまで野望ね。
余分な話。
四谷も、番町皿屋敷も、ヒロインは怖いことになってるけど。
いとし、こいしのぬしゆえに。我妄執にとらわれし。なんだわねー。なんか、その気持ちわかるーって。。思うん。
男からしたら怖いことも。
女からしたら、わかるわかる。ってあたり、相違ってちょと面白いよね。
そういえば、、お露さんの苗字、飯島っていうのね。
続く。
(かもね)。
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